そうなっている理由として、①無職のシングルマザーには政府から住居や各種補助金が提供され、働かなくとも生きていける制度が確立されている。②腐ってもクリスチャン国である。という2点が挙げられるが、とはいえ、乳母車を押しながら昼間の貧民街をうろついている幼い母親たちの数は尋常ではなく、ヨーロッパ諸国の中で十代の妊娠率が最も高いのが英国だというのも頷ける話である。

英国の識者の皆さんは、アフリカに行って現地の女性たちに“避妊の重要性と女性の権利”などを教える前に、まず自国の少女たちを教育したほうがいいと思うのだが、どうもこの国の富裕層は自国の貧民区よりアフリカのほうが近いと考えている節があり、それはきっと遠い国の貧乏人なら自宅に押し入ってきたり車のフロントガラスを打ち割ったりして自分に直接危害を及ぼしてくる可能性がないので、“ワン・ラヴ。ワン・ワールド”などと言って一つになった気分になり易いのだろう。